ヘルパーがやってはいけない仕事というものが、幾つかあります。
庭掃除、花の水遣り、部屋の大掃除、犬の散歩、などなど。

介護保険はみんなのお金だからです。
本当に必要不可欠なことだけ、ということで。

でももちろん、事情によってはＯＫとなるものもあります。

腰が悪いＮさんのお宅、庭の木がだんだん伸びてきて、
地面にも木の芽が出てきたりして、とても歩きにくくなってきていました。

庭の奥の水道を使って掃除するので、庭が歩きにくいのが気にかかっていました。

前に勤めた会計事務所は、マンションの１室でしたが、壁の両側に本棚があり、
机とパソコン（当時はまだ大きかった）、コピー機などでいっぱいいっぱい。

いつも身を屈めて移動していて、立派な腰痛になりました。

そんなこともあったので、しばらく前から、木を切ったほうが良いですよ、と
言っていたのですが…。

先日はホントに通りにくくなってしまったので、奥さんに、足元に張り出している木を
「切ってもいいですか？」と聞いたところ、
「切らないで、縛って。」とのこと。

仕方ないか…と、持ってこられた紐で縛ろうとしたら、庭の奥から足音が。

ご主人がハサミを持って現れたのでした。

「わしもこの前ここ歩いたら、歩けんで困ったんだわ。
腰悪くなるで、切らないかん。」

おお～！そうなんですよ。良くわかってくださいました～。

ご主人が枝を切ってくれている間に、私は木の芽を抜きました。
奥さんが持ってきてくれたゴミ袋に一気に詰めて終了！

この前、女性の愛は…などと照れくさいことを書きましたが、
今回は、男性の素早い判断と行動力に感謝です。

ホントに良かった。助かりました。

今日、事務所で面白いものを見つけました。

「薬学検定試験」の問題集です。

所長の机に置いてありました。
面白そう～！

私が、「へ～、薬学検定試験？こんなのあるんだー。」と言ったら、
事務の女性が、「そうなんですよ。mizumoさん、こういうの好きでしょう？」ですって。

まったく、その通りでございます…。
よくわかってます。

１～４級まであって、受験資格は特に必要なものはありません。
４級で５千円弱と、お値段は高めですけどね。

いつまでも、勉強できるものがあって楽しいですね。
でもまずは、ケアマネの登録を済ませないといけません。
それと、もう１つ…。

どうして、資格ばかり取りたがるのか…？

私がこの介護の仕事を始めて、最初に出会ったケアマネさんの教え。

「周辺にある資格は全部取りなさい。
1つ２つ知っていたって、役に立たないからね。」

説得力ありました。

私の場合、生かしきれていないものばかりですが、自分の楽しみにもなるし…、
という気持ちで、これからも続けていくつもりです。

そんなに毎日、何時間も練習している訳ではないのですが、
全く練習しないとなると、妙に時間を持て余してしまいます。

いつもは見ないテレビ欄をじっくり見てしまったりして。

そしたらなんと！五嶋龍くんが出るではないですか～！
なんてラッキー！

五嶋龍くん、ちょうど１年ぶり？
この前までは少しばかり幼さが残るような感じだったのに、
急に大人っぽくなりましたね。

チゴイネルワイゼン（少しだけ）、サラサーテ、パガニーニ。
曲名忘れましたが、超絶技巧の曲でした。

アルコ＆ピチカート同時にとか、両手ピチカートとかもありました。

見ているだけで、純粋に楽しくなってしまう。さすがですね～。

五嶋龍くんも、ピアノの辻井伸行さんも、２人とも２０歳なんですね。
若いのに大したものです。
でもこういうことには、あまり年齢は関係ないのかもしれませんね。

これからの活躍が、ホントにホントに楽しみです。

モーツァルトのｋ．３６４です。
ＣＤを出してきて、久しぶりに聴いてみました。

最初はオケで、弦と管の掛け合いがあり、
その後は、独奏楽器バイオリンとヴィオラの掛け合い・絡み合い。

この、ソロバイオリン＆ヴィオラが出てくるところ、
凄く美しいですよね～。

ここってバイオリンとヴィオラがユニゾンで、同じ音を弾いているんですよね？

３度違い、５度違いとかでハモルのももちろん良いですが、
ユニゾンはまた別の良さがありますね。

ピアノでも大曲になると、オクターブで弾くところが出てきて、
私にはそこが越えられない壁であったわけですが、

これをバイオリンとヴィオラでゆったりと歌っていて、
喜びが湧き上がってくるような感じがします。

ちょうど今指の調子が良くなくて、練習を控えていますが、
この機会にいろいろ聴きなおすのも良いかもしれませんね！

そのきっかけを与えてくださったＭＩＫＯさん、
ありがとうございます。

夜３０分の入浴介助に伺っているお宅、
利用者は奥さん（Ｓさん）で、右半身マヒがあります。

ご主人は８５歳くらい？
先日、めまいと吐き気がひどく、救急で受診されました。

ご主人はこだわりが多い方で、Ｓさんに向かって酷い言葉を投げつけることもしばしば。
「役に立たん」とか何とか。

ご主人の介護負担を減らすために、またＳさんの逃げ場所を確保するために、
月１回、ショートステイを利用されています。

それが先日、Ｓさん自ら　今月のショートステイは止めると言い出しました。

「この人が倒れとったら困るでね。
　私は何も出来んけど、見ていてあげることはできるでね。」

「Ｓさん、優しいねー！」とタメ口で、つい言ってしまいました。

いつも不自由で制約の多い生活をしているのに。
酷い言葉はいつものこと、時には叩かれたりもしてるのに。

思うに、女性の愛は大きくて深いものですよね。
それにしっかり応えてくれる男性は…、どれくらいいるのかな？