毎月10人以上の方にお会いしてお話しを聞き、書類にまとめています。
いわゆる、介護保険の認定調査をしています。
ちょっと慣れて、1件まとめるのに掛かる時間は最初の頃の4分の1ほどになりました。
でも今回の2件は、なかなか頭の中でまとまらない。
それは何故か。
ご本人さんと、ご家族の方と、病院の看護師さん、みんな言うことが食い違っている。
ある人は、「全然歩けない。」と言い、
ある人は、「意欲さえあればきっと歩ける。」と言い、
またある人は、「歩けます。」と言う。
多分、嘘を言っている人はいないと思います。
それぞれに、思惑が違うかな?それと言葉のニュアンスと。
それぞれの見方を生かして、その人の様子がよく分かるようにまとめたいけど、
…言うほど楽じゃないですね。
それでも、なるべく分かりやすい言葉で、
できれば言葉の中に暖かみが感じられるように。
なんて高望みをするから、ますます時間が掛かってしまうんでしょうねー。
かねてから入院中でしたミツ子おばさんですが、不安の残るまま、
とりあえず退院となりました。
なぜなら、特養(特別養護老人ホーム)の規定により、3ヶ月以内に退院しないと
そこに住む権利がなくなってしまうからです。
主治医の先生は、違う病院に再入院ということも考えていらっしゃったようですが、
特養の方がおばさんに面会し、「うちで受けますよ」と言ってくださったから、
今までお世話になっていた同じお部屋に戻ることができました。
今日は相談員のMさん(若い男性)が、病院まで迎えに来てくださいました。
おばさんは、「今からどんなとこへ行くの?」と不安そう。
Mさんに手を引いてもらいながら緊張した様子。
看護師さんも、「緊張しなくていいよー。」と声を掛けてくださいましたが、
おばさん、「こんな若い男性と手を繋ぐなんて、ドキドキしちゃうわ。」と…。
なに言ってるんだか。まったく。
私なんて、荷物を載せた台車を押しながらの移動です。
こっちの身にもなってよ。ほんとに。
しかし3ヶ月前には、
「あんたたち、私を誘拐してどうするつもり!」
「みんなグルだったのか!」とわめいて大暴れしていたんですよね。
「おばさん誘拐して、一体何の得になるの!?」とこっちが聞きたいよ。
もういいや。とりあえずは良くなってよかったです。
今日も暑くて、車で移動するだけで疲れきりました。
それなりに気も使ったし。帰ってきてから爆睡しました。
認知症になっても、できれば自宅で住み続けたいけど、
やっぱり施設でなくてはできないこともある。
施設の優れているところは、介護者が複数であることと、
介護者は仕事でやっているということ。
仕事だから出来ることは多いですよね。
身内同士じゃすぐ行き詰まって、修羅場になること間違いなしだと思います…。
(私なんて特に人間できてないし!)
「みのちゃん、ありがとうね。」と。
随分ご無沙汰しているし、何のことかわからず、
「何かあったんですか?!」と聞いたんですが、
「あ、じゃあいいわ。ありがとうねー。」と。
その後実家に電話してみましたが、こちらは電話にも出ず…。
今朝、早速母に電話してみました。
近所のおばさん、昨日まで熱中症で入院していたのだそうです。
で、退院して、その夜私に電話を下さったようでした。
ちゃんとクーラーは使っていたと思うけれど、
ご主人に持病があり、また高齢ということもあり、
夜中の介護で疲れきっていたようでした。
最近は食欲が無くなって、ほんとに痩せてしまっていたそうです。
調査に伺っても、「食欲なくて…」と訴えられる人は多い。
暑いから外に出るのもおっくうでしょうが、
時には外食したり店屋物取ったりして、なんとか乗り切っていただきたいです。
今日は珍しく、ある施設へ認定調査をさせてもらいに行ってきました。
いつもは、申請者さんの自宅か、入院中の病院に行くことがほとんどなので、
施設に行くのは久しぶりの感じ。
ミツ子おばさんが入っているのと同じ、特別養護老人ホームでした。
全部個室。個室が10室くらいで固めてあり、それが1ユニットとなっています。
ミツ子おばさんの施設と大きく違うところは、各ユニットがしっかり独立しているところ。
隣りのユニットに行くために、通り抜けをすることもありません。
とても落ち着いた雰囲気がありました。
今日の調査をさせていただいた方は、2ヶ月ほど前に脳梗塞の発作があり、
一時は命も危ぶまれた方でした。
ご家族さんも覚悟され、あまり満足に食べられないけれど、
点滴や胃ろうやIVHじゃなくて、
最後まで口から食べさせたいということで退院し、施設に戻ってきたらしい。
施設側も看取りを覚悟で受け入れたようですが、それがこの1ヶ月でだんだん
お元気になられたそうです。
すごい円背。からだも小さくて。片麻痺があり。
うちのおばあちゃんを思い出しました。
うちのおばあちゃんも、最後まで自分で食べて、頑張ってトイレに行っていたなぁ…と。
自宅でも施設でも、自分の居場所に帰ってくると元気になれますね。
最後まで、みんながこういう安心した暮らしが出来ると良いのにと思いました。
薬の加減か、このところ失禁が多く、前の洗濯物には
ズボンが6本も入っていました。
6本入っていたということは、今はいているのを除くと、あと2本くらいしかない。
これじゃあ1週間もたないですよね。
しかし、いくら失禁が多いからといって、
こんなにズボンまで汚れるなんてちょっと考えられない。
ああそうか。パット使っていなかったんだ…。
入院時は失禁は全くなかったので、紙のパンツだけにしていたのでした。
そういえば、紙のパンツもあっという間に無くなっていた。
いくら紙のパンツはいていても、パットを使わなかったら隙間から漏れてしまいます。
ああ、これが施設だったら、すぐに対応してくれたでしょうに。
やっぱり施設と病院では、気配りの仕方が違います。
紙パンツとパットと6本ものズボンを届け、ホントは一言言いたかったけど、
やっぱり言うのやめました。
病院出されたら困っちゃうからね、みんな言えないんですよ。ほんと。
ヴァイオリンを習いながら、
合奏ではヴィオラを弾いています。
介護の仕事(在宅)をしていました。
22年4月からは介護保険関係の事務になります。
都合の良いことだけ、都合の良いよ~に書いてます。
どうぞ、読み飛ばしてくださいね~!
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