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音楽が大好きなみのむしの日記です。バイオリンを習いながら、合奏ではヴィオラを弾いています。
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2008/10/08 (Wed)
夜の電話は、ドキッとします。

いつも、少し覚悟してから出ますが、夕べは所長からでした。
一瞬にして、(あ~よかった。おばあちゃんじゃなくて。)と気が緩みます。

「宏さん、入院。また血管破裂だって。」

え?え?え?
急なことで頭が回らない。だって宏さん、今日ケアに2回も入ったけど元気だったし…。

「夜7時頃だって。今ICUだっけ、何だっけ、集中治療室に入ってるって。」

やっと話が分かりだして、その後、他の話もしてから電話を切りました。

後からやっと、所長がこんな時間(10時過ぎでした)に電話を掛けてきた意味が分かってきました。
もう危ない、ということだったんですね?
入院でケア中止くらいだったら、わざわざ掛けてこないもんね。

お昼はあんなに朗らかにお喋りしていたのに。
いつもの髭剃りの時、石鹸の泡を顎にくるくると塗ってあげたのを思い出す。

なぜか、頭の中に気づかないうちに流れていた音楽。
「運命」の3楽章、あの、荒涼としたところ。

pp。弦が、ピチカートとアルコを交替で弾くところ。
その後のティンパニだけが静かにリズムを刻むところは、ヴィオラはただただ
最低音のドを弾き続けます。40小節も。

嫌だなあ。この曲をこれからやるのか…。
生と死は紙一重ですね。
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2008/10/03 (Fri)
検査で、腹部大動脈瘤が見つかった川崎さん。
手術は来年2月と言っていましたが、今日伺うと、「もうやることにした。」とのこと。

腹部大動脈は、普通の人は直径2センチほどです。
川崎さんは、3,5センチほど。
一般に手術の適応になるのは、5センチくらいからだから、まだまだいいかと思っていました。

でも改めて病院の先生に相談したら、早くやった方がいいと言われたそうです。

やっぱり、お年(85歳くらい)のことを考えると、危険度が高いということでしょうか。
血管も、もろくなっているだろうし。

手術を受ける!と決めて、やるなら早く!
なのに、まずは心臓の検査をするのだそうです。

で、本番のステントを入れるのは、11月になるらしい。

「一週間損した!先週、やるって言っておけばよかった!!」
面白い、本当にせっかちな人です。

がんの方も、先日、放射線治療を受けようとされましたが、その前の血液検査で
貧血があったので、薬剤を使う許可が下りなかったそうです。

なかなか思うようになりませんね。
辛いことです。
2008/10/01 (Wed)
昨日、NHKの「プロフェッショナル」という番組で、看護師の田村恵子さんを取り上げていました。

田村さんは、がん専門病院の看護師長さんです。
看取った方は千人を超えるとか。

凄い。10人、100人じゃなくて、1000人!

これは、以前放送したものの再放送です。
かなり反響があったようですね。

私は、前の時も偶然ですが見ることができて、昨日はまた改めて見れて、本当に良かったです。

先日M野さんにいただいた本の中に、看護学講座「ターミナルケア」の本があり、
その中の一節、援助者に求められる人格的特質。

患者へのやさしさ
誠実さ
忍耐
明るさ
あたたかさ
前向きの姿勢
公平性
開放性
集中力
勇気
信頼
共感性。

田村さんは、すべてを満たしていますね。
言葉は悪いかもしれないけれど、とても訓練されている、と感じました。

2008/09/30 (Tue)
うちのおばあちゃん、主人の母ですが、この前少し元気なかったんですね。
いつもなら、私の顔見ると、寝ていても自分で起き上がって、真っ先にトイレに行きます。

この前、いつだろう…。先週の火曜日かな?
「トイレは?」と聞くと、首と手を振るおばあちゃん。(No,No,って感じ。)

ちょっと気にはなっていたけれど、その後は普通だったし。

今日は、部屋の戸を開けると、ベッドに寝ていました。
起き上がらないし、薄目は開いても見えているの?

ちょっともどした跡があり、横には全然手をつけていない食事の用意がありました。

職員さんに聞きに行かなきゃと思いながら、顔を見ていました。

直ぐに看護師長さんが入ってきて、
「職員からお聞きになりましたか?夜中4回ほどもどされて、様子がおかしいので
今からレントゲン撮りにいきますね。一緒に来てください。」

レントゲンの結果は、先月とあまり変わりません。悪いことに、変わりない。
右肺は、下3分の2は真っ白。左肺は、下半分が真っ白です。

部屋に帰って、吐き気止めの座薬を入れ、点滴してもらいました。

ずっと、視線が合わず、呼びかけても答えなかったのが、点滴が終わって、
「おばあちゃん、私帰るから。」と言ったら、「うん。」って。

夕方には、いつもの 「ありがとう」 が出るようになったそうです。

私は、夕方は仕事に行きましたが、利用者さんの川崎さんにその話をすると、
「私もそうなるかもしれん。」と気弱な返事。

そういえば、昨日、腹部大動脈瘤の検査結果が出たのでした。
半年前と、血管の太さは変わっていないけれど、ステントを入れる手術を強く勧められたそうです。

それはやらなくちゃ!ぜひ早いところステント入れてもらってください!
なんでも予防。予防できるものは予防しましょう!

「年内は仕事でやすめんのだわ。もう2月で予約しちゃったから。」と川崎さん。
もう、仕方ないなぁ。早くやってもらえばいいのに。仕事なんて二の次ですよ。

でもまあ、やることに決まったそうなので、安心しました。よかった、よかった。



2008/09/26 (Fri)
また1人、ヘルパーさんが辞めることになりました。
がんの橘さんのケアに入ってくれている、井上さんです。

彼女は車で動くので、けっこう広い範囲のお宅に伺っていたのですが、
旦那さんが車を使うようになるので、もう車は使えないとのこと。

だから、家からわりと近いところで、しかも移動のない職種、ということで、
デイサービスで働こうと決めたそうです。

私のように、昼間ちょこちょこ家に帰りたい人はだめだけど、ある程度まとまった
時間が取れる人は、デイサービスの方が都合がいいですね。

デイサービスは、在宅ケアに比べて、施設側の都合で動けるし、
なんといっても休みが取りやすいのが魅力です。

在宅は、休めません。休む時は、他の人に行って貰わないといけない。

「井上さんの後に、山本さんに入ってもらおうと思うけど、山本さんで出来ると思う?」と所長。
「もちろん出来ますよ。もしやっていただけるなら、全部教えます。」と私。

ヘルパーのやることは、特別なことはほとんどありません。

必要なのは、相手を尊重する気持ちと、一緒にずっとやっていく覚悟。
これだけだと思います。

所長からの、昨日の電話の最後のセリフ、

「mizumoさん、今度の試験、受からんといて。」
(今の仕事を辞めることになるだろうから。)

もう、何言ってるんだか(泣)。でもみんな、覚えたころに辞めていってしまう。
所長としては、やりきれないですね。
でも、こんなふうに言ってもらえて、嬉しかったなあ。

「試験、難しいですね!受からないですよ。
もし万が一受かっても、すぐに新しい仕事をする気はないですから。」

利用者さんが、「mizumoさん、来てね」と言ってくれているうちは、辞められないです。
とにかく、健康に気をつけて頑張らないと。

欲張らないで、少しづつ、頑張ります。
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プロフィール
HN:
みのむし
性別:
女性
自己紹介:
mizumo みのむしです。

ヴァイオリンを習いながら、
合奏ではヴィオラを弾いています。
介護の仕事(在宅)をしていました。
22年4月からは介護保険関係の事務になります。

都合の良いことだけ、都合の良いよ~に書いてます。
どうぞ、読み飛ばしてくださいね~!
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