闘病中の橘さん、ますます悪くて辛い毎日を送っています。
この方のケアには、介護事業所3社が入っています。
うちの会社からは、山本さんと私が2人で3日(一日の前半分)を担当していましたが、
今週から私が1人で入らせてもらうことにしました。
山本さんはとても一生懸命やってくれていましたが、やはり経験が浅いので、
何か言われても急に対応できないことがあり、なかなか信頼関係が築けなかったようです。
それでも、何とか頑張ってほしかったけど…。
だって、うちも おばあちゃんの具合が悪いし…。
できるだけ仕事の件数減らして、私はおばあちゃんの事をやらなくちゃと思ってました。
でも最近、ちょっと考えが変わって…。
おばあちゃんが入っている施設は、最後の看取りまでしてくれるところです。
開設2年くらいですが、もう30人以上看取ったとのこと。
1階にクリニックがあって、神経内科が専門の先生が、毎日診てくれます。
それに、ここの看護師長さんは凄く頼りになります。
今は「常時医療が必要な人」のフロア。
このフロアには、いつも看護師さん2人以上、職員さんも何人かいてくれて、
とても心強いです。
それにおばあちゃんの部屋は、ステーションのすぐ近くだし。
ドアが開けてあって、ちょこちょこ覗いてくれています。
足の痛みがひどいから、オムツ交換は2人対応。
毎回尿測までして。
対応が速いです。
上に立つ人の判断が的確で速いんですね。
この施設を選んで正解だったかも。
ずっと、おばあちゃんを施設に預けていることに、後ろめたさのようなものを
感じていましたが、なんかそれが吹っ切れたみたい。
それに、M野さんにいただいた本、キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間」の一節。
「死」は、(医療の)失敗ではない。
「死にゆく患者たちを看取ることは病的なことでも憂鬱なことでもなく、
およそ可能なもっとも満足すべき経験のひとつになり得る」
こういう言葉にも多少影響されているかもしれないです。
おばあちゃんの「もしも」のことばかり考えていてはいけない…と、
思うようになりました。
男尊女卑、ですね。旦那さんをよく立ててねぇ…。
先日、私は娘のコンサートを聞きにいくのに、仕事を休んだんですね。
多恵子さん(80代女性。右片マヒ)のケア。調理補助です。主な介護者はご主人。
他の曜日にこのケアに入っている、ヘルパーのSさんが行ってくれることに
なっていました。
で、休む前のときに、「すみません、次回は私は子供の用事で休ませていただきます。
変わりにSさんが来てくれることになっていますので、よろしくお願いします。」とご挨拶。
その時ご主人はいなかったので、多恵子さんに言ったんですね。
そうしたら、どうもその後多恵子さん、ご主人に叱られてしまったみたいなのです。
酷い言葉と、多分頬を叩かれていると思います。
「たわけー!なんで断らんかった!」
結局その後、ケアはキャンセルに。
関東の人は「バカ」って言うけど、関西では「アホウ」と言いますよね。
名古屋は「たわけ」って言うんですよ。(今の人は言わないけど。)
「たわけだなぁ!おまえは!」「手も足も動かんで!たわけー!」
ご主人も介護の疲れがたまっています。
でも、こういう夫婦関係は若いときからみたい。昔は口ごたえもできなかったのよね。
多恵子さんも自分で動けるうちは良かったけど、今は人の手を借りないといけないから、
余計に辛いですよね。全部全部管理されちゃって。
だからご主人がいないときは、私と2人で、悪口言いたい放題!
いやいや、根が優しい人だからそんなに言われないですけどね。
私が1人でグチってるかも。多恵子さんは笑ってます。
これからは、休みの取り方気をつけますね。
所長にも言っておいたから大丈夫!
主治医の先生のクリニックにて、夜の7時~8時半。
先生の他、リハビリの先生(2人のうち1人)、よろず取りまとめの横井さん、訪問看護師さん、
S事業所から提供責任者2人、ヘルパー4人、T事業所から責任者1人、
うちの事業所からは、所長と私。
今回は、ケアの仕方を統一することが目的とのことで、ご家族はなしでした。
私は夜の仕事があったので、30分だけ参加。
後から所長に聞いたところによると、ケアの中心になっているS事業所の、
ヘルパー同士が上手くいってないようで、ヘルパーさんから不満が噴出しているとのことでした。
「みんな、入れ込み過ぎちゃってるみたいよ。」とのこと。
「仕事だから」と、割り切りすぎてもいけないし、入れ込み過ぎてもいけないし、難しいです。
ああ、でもホッとしました。
「mizumoさんのやり方が…」とか、個人攻撃になったら嫌だなあと思っていたので。
私の個人的な感想。
ズラッと並んだヘルパーさん。女性ばかりだけど、みんな違う。
年齢も、雰囲気も。こんなに違うとはね…。
在宅で最後まで頑張るには、こういうことも問題になってくるんだなぁ…。
血中酸素濃度がわかってしまう。ホントに便利になりました。
主人の父親が入院していた頃(8年以上前)は、まだ無くて、
毎週、針の長い注射器で、動脈から採血していました。痛そうでした!
普通の健康な人なら、98~100%。
90を切るようになると、酸素濃縮器の話が出ます。
酸素濃縮器から出ているチューブから酸素を吸うだけなので、普通の生活が
続けられます。…というのが売りなんだけど、現実にはそうもいかない。
主人の父のときに経験済みなので、今回、義母が肺が悪いとわかっても、
なるべく使いたくないと先生にお願いしていました。
でも、昨日の朝は酸素濃度81%で、とうとうこの機械のお世話になることになりました。
それと同時に、おばあちゃん、急に立てなくなってしまった。
多分右足の大腿骨に転移しているのでしょう、とのこと。
今までは5階の、元気な人のフロアにいましたが、昨日からは3階の
医療が必要な人のフロアへ。職員さんがたくさん配置されています。
義弟の奥さんのメグミさんに連絡。
返信で、「アキラさん(義弟)は、そろそろ覚悟しないかんな、と言ってました。」とありました。
1月に入院してから、何度覚悟したかわからない。
でも、遠くにいるとそんなものかもしれませんね。
誰にとっても、自分の母親は特別な存在。
特に男の人はナイーブだから。
覚悟して、最後を看取ってあげてほしいな。
川崎さん(利用者さん)から。それも入院先から。
ヘルパーは、本当は自分の家の電話番号を教えてはいけないのですが、
川崎さんは介護保険を使っていないので(全額実費)、所長も大目に見てくれています。
お付き合いも長いしね。
今回の入院は、腹部大動脈瘤にステントを入れるため。
大動脈瘤が破裂しないように。
川崎さんの話によると、
月曜日は、入院しただけ。朝一番で入院して、あとは暇してたみたい。
火曜日は、大量の下剤を飲んだとのこと。それから手術の説明。
何度も、「万が一」のことを言われて辟易した様子。
今日水曜日は、まるで予定がないらしい。
そして明日木曜日は手術です。
朝8時半から麻酔、全部終わるのは12時半頃のようです。
ちょっとステントを入れるだけと思っていたのに、結構時間かかりますね。
あまりに暇なのと、もしもの時のことを考えて、電話をくれたようです。
朝の早い人だから、8時になるのを待ちかねていたのでしょう。
次は、手術が終わって、自分で電話できる状態だったら電話をくれるとのこと。
携帯を持っていっているので、私からメールしてもいいのだけど
きっとメールの見方なんて忘れちゃったでしょうね。
無事手術が終わりますように!
お電話お待ちしてますね。
ヴァイオリンを習いながら、
合奏ではヴィオラを弾いています。
介護の仕事(在宅)をしていました。
22年4月からは介護保険関係の事務になります。
都合の良いことだけ、都合の良いよ~に書いてます。
どうぞ、読み飛ばしてくださいね~!
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