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音楽が大好きなみのむしの日記です。バイオリンを習いながら、合奏ではヴィオラを弾いています。
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2008/08/16 (Sat)
今日友人が言っていたこと。

「生きるということは、全てのものを次々と失っていくこと。」
!名言ですね。

それで思い出したのが東さん(92歳男性)です。
東さんは、幾つかの国公立大学で、工学部の教授をしていらっしゃった方です。

東さんの奥さんに対して2年、その後ご主人の東さんのケアで3年だから、
5年以上のお付き合いでした。

奥さんの久美子さんは、最初は軽い認知症だったようですが、
少しの間に、おどおどしたり、失禁したり、徘徊したり。

「頭が痛い!痛い!」と大声で叫ぶようになり、とうとう東さんがSOSを出したという次第。

久美子さんは、落ち着いている時はいいのですが、
ある時はフラフラで立つこともできず、なんだか様子がおかしかったのです。

結局、クスリの飲ませすぎ。

久美子さんの不定愁訴に耐えれなくなった東さんは、まず薬を飲ませ、
1時間くらい経ってもまだぐずるからと、また薬を飲ませ…。

落ち着くために飲んでいる薬も、副作用で、正反対の作用をしたりするんですね。

ずっと教授をされてきた程の方なのに。びっくりでした。

その後、久美子さんは娘さんが引き取られ、東さんは、青春時代に戻って独り暮らし。
簡単な家事は、ご自分でされていました。

それが年を重ねるごとに、

まず外出先で転び、外を1人で歩けなくなり、
家の中でも、お茶碗を台所から居間(目の前)に運ぶことができなくなり、

夜中のトイレが間に合わなくなり、
冷蔵庫の物を取ろうとして、バランスを崩して再び転倒、

起き上がるのも、やっとになってしまいました。

頭はクリア。
だから余計に辛かったと思います。

娘さんに引き取られ、久美子さんと一緒に施設に入ったところまでは
聞きましたが、その後はわかりません。

独り暮らしをされてからは、本当に温厚で、
ちょうど、牛肉のBSE問題が騒がれていた頃。

「冥土の置き土産に」と、すき焼きを楽しんだりされていました。




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2008/08/13 (Wed)
認知症でありながら、頭の回転が速い、小出さんの思い出話。

小出さんのお父様は、第一回の村会議員です。

戦争(多分、日中戦争)に行ったけど直ぐに体をこわして、日本に帰ってきてからは
家で静養されていましたが、その後は村会議員に。

ホントに大きい家のお坊ちゃまだったんですね。

いろいろな人が屋敷を訪れては、いろいろな商売を勧めたようです。

いろいろある中で傑作だったのは、カエルの養殖。

言われるままに、たくさんのおたまじゃくしを仕入れ、
屋敷の目の前の田んぼ(沼かな?)を仕切って、養殖を始めました。

だんだん大きくなり、もうカエルだ!と思った頃、もう田んぼの中には
何もいなくなっていたとのこと。

「えー?どうしてですか?!」と聞くと、

「そんなもん、とっくに村の人が持ってっちゃったんだわさ。」ですって。

あらら…。子供はシビアに見てますね。
2008/08/12 (Tue)
今週はお盆と言うことで、いつにも増して、勤務が不規則です。

子供さんが小さい方などは、旦那さんのご実家や、ご自分の実家に
帰りますから、そのヘルパーさんの代わりで、休みの日に仕事が入っていたり。

一応その辺りは事前にチェックしてあるんです。もちろん。

でも、いつの間にか、すっかり忘れてしまうんですねー。

今日は朝・昼は仕事。
2時過ぎから主人の弟一家が来て、さっきまで楽しくお喋りしていました。

食事が終わって、ちょっとひと段落したとき、所長から電話が掛かってきました。
「明日の橘さんのケア、中止になったから、相田さんに行ってくれる?」

「分かりました。相田さんの、朝のケアですね?」

「え?朝は、前から入っているでしょう?お昼のことよ。」

「朝入ってました??あ、ほんとだ!
 危なかった~。すっかり忘れてました!
 わかりました。朝と昼ですね。行きます。」

ということでした。

もし、明日の朝までに勤務表(食器棚に貼ってある)を見なかったら、
と思うとゾッとします。

せっかく、良い関係が築けてきているのに、
全部フイになってしまうところでした。

いつも勤務表はチェックしているのに、
忘れた頃に、忘れるんですよね。

ホントに危なかったです。

おまけに、橘さん、どうしてお休みになったか聞くの忘れたし。
ずっと、がんの痛みが続いているので、心配です。

どこかに遊びに行く、とかならいいですが。
2008/08/10 (Sun)
夜の入浴介助の帰り、玄関を出たところに、赤ちゃんの手ほどの大きさのクモ!
うわっと思って避けたら、反対側にヤモリ。

ヤモリは嫌いじゃないけど、薄暗いところで音もなく動くのは嫌ですね…。

それで思い出したのが、呪いの話です。

この利用者さん、水谷さんとおっしゃいますが、
この辺りには、水谷さんのご親戚が何人も住んでいらっしゃいます。

10年以上前のことです。

前からあった区画整理の話が具体的になり、この辺りに大きな道路が
できることになりました。

どうも、ある政治家がからんでいるらしい。
あの人物は、前にもマンションを建てるのに、わしらの土地をだまし取った。

そんな経緯で、親戚一同で、ある呪いをかけることになったのだそうです。

その方法は、千羽鶴を折って、それを大勢の人に踏ませる、というもの。
たくさんの人に踏まれれば踏まれるほど、願いは成就する。

これだけでも、私にとっては十分気味が悪いことなのですが、
急に思い出したのです。

まだ子供が小さい時、この近くのお寺の縁日に来た時、折り鶴がたくさん落ちていて、
人に踏まれて、土にまみれていたのを。

下の子が最初に気づいて、
「お母さん、ツルが落ちてる!」
「うわっ。ホント!踏まないで歩こうね。」
と言ったこと。

水谷さんはといえば、
「あの呪いはよう効いたなあ」…。

私利私欲のために、人に恨まれるようなことをしてはいけませんねー!
やだやだ。
2008/08/08 (Fri)
順子叔母さんは、ミツ子叔母さんのお姉さん。
うちのおばあちゃんの兄弟の、一番上のお姉さんです。

順子おばさんも、有料老人ホームに入っていますが、
いつもは幸おじさんが、面倒をみています。

今日、そのホームから電話がありました。

「幸さんに連絡を取ろうとしていますが、どうも入院されているみたいで、
お家の方の話もはっきりしなくて、困っています。」とのこと。

幸おじさんは、脳梗塞を2回していて、心臓もペースメーカーを入れています。

奥さんはまだ70代だけど、かなり進んだ認知症。
普段、家の中のことは娘さんがしていますが、娘さんは、
少し、精神的に不安定なところがあります。

ホームの女性の話だと、おじさんは意識不明らしい、とのことでしたが、
娘さんに電話で聞いてみたら、そうでもないみたい。

とにかく、お見舞いに全然行っていないので、娘さん自身わからないんですね。

おじさん、ベッドの上で、やきもきしているだろうな…。
明日、早速、おじさんの顔を見てこようと思います。

おばあちゃんが倒れたときも、おじさんには本当にお世話になりました。

本当なら、家に引き取らなくてはいけないところなのに、

「いいよ、mizumoちゃん、おじいさんの事をやってあげて。
家で2人も看るなんて無理だよ!」と言ってくれました。

その後も、いつも「ありがとうね」と言ってくれて。
本当に、幸おじさんには感謝しています。
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みのむし
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女性
自己紹介:
mizumo みのむしです。

ヴァイオリンを習いながら、
合奏ではヴィオラを弾いています。
介護の仕事(在宅)をしていました。
22年4月からは介護保険関係の事務になります。

都合の良いことだけ、都合の良いよ~に書いてます。
どうぞ、読み飛ばしてくださいね~!
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