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音楽が大好きなみのむしの日記です。バイオリンを習いながら、合奏ではヴィオラを弾いています。
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2025/02/02 (Sun)
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2008/08/07 (Thu)
この前、おばあちゃんのところ(有料老人ホームです)へ行ったときのこと。
下の受付で名前を書いていると、看護師長さんに会いました。

「あ!矢野さん、今お電話しようと思ったところ。
朝から反応があまりないので、点滴を始めたところなんですよ。
すぐ行きますから…。」

一瞬、師長さん、名前間違えてる、と思ったけど、
とにかくおばあちゃんの顔を見なくては!と思って、エレベーターに乗りました。

5階まで行く間、誰に知らせよう?仕事はどうしよう?
いやいや、とにかく顔をみなくちゃ…。

ドアを開けると、
おばあちゃんは車椅子に座って、ぼんやりと窓の方を見ていました。

拍子抜けするほど、平和な空気。
やっぱり、人違いだったか!あ~よかった。

あわてて謝りにきてくれた師長さんと話しながら、
でも、いつかはこれが現実になるのよね…、と思わずにはいられない。

今日も朝、顔を見てきました。

私の顔を見ると、喜んで起き上がり、
まずトイレ。

それから、歯を磨いて、顔を洗って、洗面のところを手で洗いはじめます。

しばらくは、見て見ないふりをしていますが、あまり長くなってきたので、つい一言。
「おばあちゃん、終わったら水止めてね。」

歯ブラシに何かついているのが気になるらしい。
一緒に見て洗って、
「もうきれいになったから、水止めようね。」

しかし、また少しすると水の音。
洗面台のまわりまで、手でこすっていました。

そんなこんなで、私が水を止めた回数、6回。

最後は、咳が出てきたので、
「もうだめ!」と水を止めて、まわりをタオルで拭いて、水滴がなくなったら
ようやく納得してくれました。

水遊びは楽しいよね。

おばあちゃんは、車椅子で、右半身まひで、あまり話せないし、
できることも本当に限られているけれど、結構毎日を楽しんで
いるのかもしれません。

ただ私が、そう思いたいだけかもしれませんが。
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2008/08/06 (Wed)
小出さんの思い出の続きです。

とにかく、物盗られ妄想が強く、何人ものヘルパーが疑われ、泣かされました。

事務所の最古参の睦子さんに言わせると、
「あのいじわるババア。どうしようもないよねぇ。」

言葉は悪いけど、本当に大変だったのです。

計画では、掃除、食事の支度、入浴、ということでしたが、
「汚れてないから、掃除しないで。」
「冷蔵庫は、開けないで。」
「お風呂?入りたくないわ。」

「財布がない。」
「掃除機がない。」
「きのう買ってきたお米がない。」

という感じ。

「おかしいねー。お米がこぼれて落ちてるのに。」
押入れの下とか、部屋の隅にお米がパラパラと落ちているのです。

実は、息子さんが送ってきたお米(5Kg)を、小さいスーパーの袋に入れなおして、
部屋の各所に隠していたのでした。

隠し場所も凄かったです。
除湿機の、水受けの中とか。

でも小出さん、戦争中、食べるものにとても苦労されたようで。
赤ちゃん抱えて、農家の人にお米を分けてもらっていたけど、
結局、赤ちゃんは亡くなってしまったそうです。

物を隠したり、いらなくなったものが捨てれなかったり。
なんか、わかりますよね…。

当時常勤のヘルパーの良子さんには、教えられました。

「一週間に一回しかヘルパーが入らないから、一回お風呂に入らないと、
2週間入らないことになるでしょう?なんとか入っていただかないと。」とか、

「何も食べてないと言ってるけど、大丈夫。ちゃんと食べてるよ。
ゴミ見てごらん。背中なんかもツヤツヤしてるじゃない?(^^)」とか。

ホント、お風呂入ってもらうのに、なだめたり、脅したり(ってほどじゃないけど)。
でも、そんな言い合いを、小出さんは楽しんでいたみたい。

これもまた教訓ですね。

小出さんは、警察を呼んだり消防車を呼んだり、その後も問題続出だったので
特養に(多分)優先的に入れてもらえました。よかったよー。

今もお元気で、職員さんと言い合っているとか…。
2008/08/05 (Tue)
もうすぐ、終戦記念日ということで、思い出すのが小出さんの話しです。

小出さんは、当時80歳くらいの女性。認知症がありました。
なかでも、物盗られ妄想がひどかった!

認知症というと、なんだかぼーっとしている様に思われがちですが、
小出さんは、「あーいえば、こう言う」、といった感じ。

相手をやり込める時は特に。

頭の回路がパチパチと火花をたてる音が聞こえてきそうなほどでした。

戦争中、小出さんは名古屋の南の、刈谷に住んでいました。
近くに豊田があって、いつも海から来た爆撃機が、刈谷を通って
豊田の方に飛んで行くのだそうです。

ある日空襲警報が鳴り、とても家に帰るのに間に合わないと思った小出さんは
畑のあぜ道に突っ伏しました。

見上げると、飛行機が続々と。電線の下をくぐるほどの低空飛行。
パシッパシッと威嚇射撃の音。

それでも気丈な小出さんは、飛行機を睨みつけていたそうです。

すると、真近に迫った一機のパイロットと目が合い、
彼は、親指を立ててニヤッと笑った…。

ほんとかな~~??(笑)

なんとも小出さんらしい戦争の思い出。
ああ、懐かしい。
2008/08/01 (Fri)
今日、夜の入浴介助に行ったときのこと。

80歳過ぎのご夫婦と、息子さん夫婦と、お孫さんが一緒に住んでいて
いつもにぎやかなお家なのに、車もないし電気もついていない。

これは、もしかして…。

実は、老夫婦2人を置いて、皆さん、出て行ってしまったのでした。

6月くらいから、「息子夫婦は出ていくから、mizumoさん、お昼も来てね」と
言われていたけど、ずっとそんな気配がなかったので、話半分に聞いていました。

利用者である奥さんは、右半身まひ。ご主人は一見元気そうですが、
去年の今頃から、前立腺の検査に引っかかったりして、精神的にも
疲れている様子。

息子さんのお仕事が上手くいかず、金銭トラブルなどもあったようです。

「私が(脳梗塞で倒れて)寝ちゃってからねぇ…。」と、奥さんは寂しそうでした。
ほんとに、家庭の中でお母さんの果たす役割は大きい。

でもまた、息子さんも、ご両親を頼ってくるときがあるかもしれません。

80歳過ぎてから、新しい生活を築いていくのは大変ですが、
なんとかお手伝いできればと思います。
2008/07/31 (Thu)
先日、ミツ子叔母さんの施設に行ったとき、
「新しい保険証を持ってきてくださいね。」と言われました。

そういえば、7月末日が期限だったのに、新しい保険証が来ていない。

ああ、もう8月になってしまう…。
区役所に問い合わせてみました。

やはり、区役所に戻っているとのことです。

そういえば、朝の情報番組「とくだね」のオープニングで、小倉さんが
そんなことを言っていました。
「転送不可なんて、おかしいですよね。…」

その時は自分のこととして聞いていなかったので、ピンときませんでしたが、
ほんと、普通に転送してくれてもいいのに、と思います。

そうしたら、わざわざ交通費使って、1時間かけて行くことなかったのに。
(まあね、別に1時間くらい、いいんですけど。)

新しい保険証を受け取り、次回からは私の方に送ってもらうよう、
しっかり手続きしてきました。

そもそも4月に始まった新しい制度なのに、8月に同じものを全員再交付って、
一体どういう意味があったのでしょう?
全くわからないわ。
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プロフィール
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みのむし
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女性
自己紹介:
mizumo みのむしです。

ヴァイオリンを習いながら、
合奏ではヴィオラを弾いています。
介護の仕事(在宅)をしていました。
22年4月からは介護保険関係の事務になります。

都合の良いことだけ、都合の良いよ~に書いてます。
どうぞ、読み飛ばしてくださいね~!
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